■ ID
| 1344 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| 荒川低地中・上流域と妻沼低地における最終氷期の埋没地形面群
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■ 著者
| 石原武志
東京大学大学院 須貝俊彦
東京大学大学院 八戸昭一
埼玉県環境科学国際センター
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2011 |
■ 誌名・巻・号・年
| 第四紀研究、Vol.50、No.2、113-128、2011 |
■ 抄録・要旨
| 荒川低地中・上流域及び妻沼低地において、ボーリング柱状図資料およびボーリングコアを解析して、沖積層に埋積されている埋没地形面群の区分と対比・編年を試みた。本地域の埋没地形面群は、高位よりT〜X面に区分される。T〜W面は、最終氷期後半に形成された埋没段丘面であり、X面は埋没谷の基底に堆積する河成礫層の頂面である。これらの埋没地形面群は、最終氷期後半の海面低下に応じて順次形成された。X面は荒川低地から妻沼低地を経て、利根川右岸まで連続することから、X面形成当時の利根川は荒川とともに現在の荒川低地を流下していたと考えられる。これらの埋没地形面群に関する数多くの知見は帯水層位置の把握などに極めて有用なことから、当該地域における地下水汚染調査に代表される様々な環境科学的課題の解決に役立つものと期待される。
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